マグネシウムは、非常に軽く、地球上で8番目に多い金属であり、地球の7割を覆う海の中に1800 兆トン、海水中1t あたりには1.3kg含まれます。(※参考までに、リチウムの埋蔵量は陸上に約1400万トン・海水に約2300億トンと言われ、海水1トンあたり100~200mgしか含まれない=マグネシウムの1万分1)
また、マグネシウム1㎏あたりの熱量は25kj=約7kWhで、石炭に匹敵するエネルギーを生成します。胃薬や豆腐を作る際のにがりとしても用いられるマグネシムは、人体との親和性も高く、石油やリチウムと異なりほぼ無尽蔵で、幅広い国々で産出可能な資源となりうる物質です。
マグネシウムをエネルギーとして活用した際に発生するのは、水と酸化マグネシウムであり、二酸化炭素は発生しません。しかも、この酸化マグネシウムは、再びマグネシウムにリサイクルすることが可能です。還元するにあたり、太陽光等を利用する研究が確立されつつあり、その際にも発生するのは酸素とマグネシウムです。
難燃マグネシウムを電池として活用する場合、コンビニ等で販売をすることが可能なため、水素やガソリンとことなりスタンドも不要で、送電網がないエリアでも電力を供給することが可能です。
安全で環境にやさしいマグネシウムが、資源の奪い合いに終止符を打ち、安心して暮らせる地球を次世代に伝えたいと考えます。 |